家族がなくなった場合や親戚が亡くなった場合には、自分が相続人になることがありえます。特に両親が亡くなった場合などは、その子供が相続人になることが十分考えられる話です。資産であればそのまま相続をするべきですが、負債の方が多い場合には相続放棄を考えなければいけません。もし、当事者だけで手続きに関する判断が難しい場合は、専門の第三者に任せる必要があります。専門の第三者とは、弁護士や司法書士になるでしょう。弁護士や司法書士を利用する場合には、それ相応の費用がかかります。どれぐらいの費用がかかるか気になるところですが、基本的に相談は無料となっています。30分の相談は無料になりますが、それ以降の相談に関しては30分単位で5000円ほどかかるでしょう。顧客的に契約をした場合は、着手金として40,000円から50,000円のお金がかかることが多いです。その後、手続きがうまくいけば成功報酬を支払う仕組みです。成功報酬が、どれだけ成功したかによって払う額が異なるのが基本になります。
相続をするときに、弁護士や司法書士に頼む場合には、一体どのような手続きや仕組みなのかを理解しておいた方が良いです。弁護士や司法書士にお願いする場合の仕組みとしては、まず法律事務所や司法書士事務所を選ぶことからスタートします。インターネットで選んでも良いですが、知っている人に相続放棄をしたことがある人がいるならば、その人に聞いてみても良いでしょう。最初に、相談をすることになるものの、いきなり電話で相談する事はあまりありません。電話相談を受け付けているところ以外は、直接事務所に赴いて相談をする形になります。最近は、より気軽に相談をしてもらおうとメール相談などを受け付けているところも少なくありません。また、チャットで相談等リアルタイムに相談が進められる仕組みを採用しているところがあります。ただ、最終的には直接法律事務所に行き話をすることになるでしょう。相談したときには、お金はかかりませんが、大抵その時契約をするかどうか決めます。その日のうちに返事を出さなくても良いですが、ここに任せておけば安心できると判断した場合にはそのまま契約をしてみても良いかもしれません。その後、本格的に現在の負債がどのようになっているのかあるいは資産がどのようになっているのかを弁護士や司法書士が調べていきます。調べる期間は2週間から1ヵ月ぐらいかかるでしょう。結果的に、相続放棄をした方が良いと判断した場合には、そのまま放棄の手続きに入ります。